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島崎選手 西日本チャレンジ レースレポート

島崎選手 西日本チャレンジ レースレポート
2022/03/24 15:00:18

今回は島崎選手のレースレポートをご紹介します。
非常によく考えてレースを組み立てており、冷静さも伺えます。
ぜひ読んでみてください。以下


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クラス:J
結果:6位 (+0:01)
出走人数:60人程
コース:広島中央森林公園サイクリングコース
天気:曇り
路面:ドライ
距離:61.5
周回数:5
時間:01:35:19
主観的運動強度:19

アクチュアルスタートが切られ、レースが始まる。
レースの大まかな展開しか覚えておらず、覚えてる範囲で綴っていく。
今回マークしていた選手は梅澤選手、関口選手、藤村選手だ。
関口選手は過去に対戦したことがあり、独走力があり、とにかく逃げを決めたいと言う印象。そのほかの2人は、今回が初対戦なのでどのような動きをするか予想はできない。

レースの話に戻り、
アクチュアルスタートが切られると同時に、マークしていた梅澤選手がペースを上げる。それによって集団は縦に伸びる。
自分は前から5番目あたりと、いつもより良い位置でスタートを切ることができた。その後集団に動きはなく、三段坂に入る。

三段坂でペースは上がり、細かいアタックが起こる。
そこで数人が飛び出したが徐々に差は縮まり、展望台の登りで追いついた。
そして下りへ入り、その後何度か逃げを試みる選手がいたものの、結局吸収されてしまって逃げは決まらず。大きな展開はなく、1周目を終える。

2周目
この周から集団の動きは活発になっていったと思う。
この周のコース序盤の細かい登りは基本6倍踏まされて、心拍が180bpmを下回ることはなかった。
いつもの練習ならそこそこの強度だが、レースではとても楽に感じた。
自分の先頭牽引時間はなるべく少なくして、省エネモードで走る。集団はまだまだ数えられないほどおり、おそらく30名以上はいただろう。(あくまで推測)
その中で自分は常に15位以内をキープできていた。
下りへのトラウマがある自分としては上出来だろう。
アタックの名所、三段坂に入る。
もちろんペースは上がり、5.7倍くらいはベースとして踏まされる。そしてアタックが起こり、集団はまばらに広がった。仕掛けたのは梅澤選手だ。かなりハードなアタックで、ここでまず集団がおおよそ20名ほどに絞られた。この時には最大600w程出ていて、自分は5番手くらいで坂をクリアすることができた。かなり良い位置だ。このアタックについていけるなら、この後のアタックも問題無いだろうと、前向きに考えた。
下りで集団は1つに。
そして展望台の登りへ。
ここでも梅澤選手や、関口選手など、今大会の有力勢がかなりペースを上げる。そこで関口選手が飛び出し、そのまま下りへ。そこに1人がブリッジをかけ、前に追いつき逃げは2人に。
だが集団はあまり追う素振りを見せず。
だが少しずつ差は縮まり、やがてはゴール前で吸収。

3周目に入る。
ゴールラインを通過した直後、1人が飛び出し、2人くらいブリッジ。
集団はスルー。そのまま下りへ入り、細かい登りではペースアップし、吸収。1周あたり残り距離で言うと、残り8km地点あたりだろう。
その後もなんどかアタックがあり、関口選手含む、3人程の逃げが三段坂前に生まれた。
三段坂に入り、逃げ集団は目の届く距離だ。
梅澤選手がブリッジをかけ、自分はその真後ろを追う。そして逃げ集団に追いついたところで、さらに梅澤選手がアタック。
疲労がもう既に溜まってきており、かなりついていくのがキツかった。なんとか食らいつくことができ、三段坂をクリア。かなりキツいアタックだったので、梅澤選手も疲れている様子。
下りに入り続々と三段坂で散り散りとなった選手たちが追いついてくる。
そして展望台の登りだ。
榛生昇陽の犬伏選手が、先程の三段坂のアタック以上に激しいアタックを起こした。このシーンはBikinTVさんの動画で公開されている。
このアタックは本当にキツかった。歯を食いしばって食らいつき、なんとか越えた。
前から順に梅澤選手、犬伏選手、少し空いて自分がいる。と言う形だった。後ろを振り返ると、差が開いている。
ここしかないと思い、下りで単独ブリッジ。逃げは3人になり、自分もすぐさまローテーションに加わる。
前を引いている時は5.5倍ほど。
だが集団も黙ってはおらず、ゴールまで残り1km地点あたりで吸収されてしまった。
ゴール前の登りで関口選手がアタック。
それに1人がブリッジ。2人の逃げができた。

4周目に入る。
ゴールライン横にある現在の周数が記載してある掲示板には「3」と書いてあった。これを見て少し心が折れた。
3周目のアタック合戦により、脚にかなり疲労が溜まっていて展望台の登りでふくらはぎを攣りかけた。というより攣った。ストレッチをして少し回復したものの、こんなキツいのがあと2回もあると考えると、かなり萎えた。
逃げ集団に自分もブリッジをかける。逃げ集団を追い抜いてゆき、3人の逃げができた。だがローテがスムーズにできなかったため、下って数十秒後には吸収。
三段坂までは特に動きはなかった。
三段坂に入り、アタックがかかる。3周目の展望台の登りくらいキツい。脚も攣りまくっている。筋肉が痙攣して足首が動かなくなってしまったが、そこをなんとか無理矢理動かして場を紡いだが、少し離されてしまった。
運良く集団はローテがうまくいってないようで、追いつくことができた。
集団のペースは落ち着いて、展望の登りへ。
ここでもアタックがかかり、10mほど遅れをとってしまう。下りで集団のペースが緩み、またなんとか追いつけた。
ゴール前の登りまでL2くらいのペースで行き、ゴールの直線に入ったところで、関口選手がアタック。が、誰も反応せず。
自分は脚がなかったし、どうせ吸収されるだろうと思って動かなかった。

5周目
ゴールラインを通過してもブリッジをかける選手はおらず。関口選手は金網のトンネルで吸収。
三段坂へ入る。
最終周で皆温存するかと思いきや、またもやアタックがかかった。
自分は前の方に位置取りしていたので、素早く反応することができた。だが500wもの高出力をこの疲労状態で維持することは厳しかった。
ここでも少し離れてしまった。だがすぐにカバーできるくらいの距離だ。追いつけた。
展望台の登りに入る。この登りが1番辛い。
アタックがかかった。脚も攣っていて、思うように踏めない。した方向へ踏む→引き脚への転換がスムーズに行えない。
だが登り終わりをゴールだとおもって、全力で踏むが、それでも少し離れてしまう。
だがなんとか下りでカバー。ここで落ちていく選手も2、3人いた。
集団は9人くらいだろう。
ゴール前登りまでは動きはなかった。
そして緊張の登りに入る。自分の位置は後ろから2番手。
そこで関口選手がアタックをかける。
まだ誰も追わない。集団とは一気に10mほど離れる。
ヘアピンを曲がり、スプリントが始まる。
全力でもがくが、脚が攣って思うように動かない。だがそれでも踏んだ。
周りの状況などは良く覚えていない。
ただただ必死でもがいた。
最後にはもがく余力もなくなり、シッティングでゴール。
結果は6位。

なんとなくこのくらいだろうなとはレース前予想していた。もちろん目標は優勝だったが、この結果に満足とまではいかないけど、そこそこ嬉しかった。
JCF強化選手とも何名か戦うことができて、良い機会ともなった。自分が今どの位置にいるのかも調べることができた。

負けてしまったのは、脚が攣ってしまったことが1番大きいだろう。
今回は水も750ml飲み干し、SISの電解質タブレットも溶かしていた。それには塩分が0.9gほど溶けている。
何がいけなかったのかはよくわらないまま終わってしまった。